あるいは本でいっぱいの海

Or All the Seas With Books

主に書評ブログ。本、音楽、映画について書きます。

2018-04-22から1日間の記事一覧

「何も起こらない」が起こる(『ゴドーを待ちながら』サミュエル・ベケット)

「不条理演劇」の代名詞にして最高傑作 と帯(白水社、安堂信也 高橋康也訳)で紹介されている、二幕構成の戯曲です。前半は延々と続くナンセンスな会話に戸惑いましたが、二部に入った頃にはすっかり癖になってしまいました。 舞台は夕暮れの田舎道、一本の…