あるいは本でいっぱいの海

Or All the Seas With Books

主に書評ブログ。本、音楽、映画について書きます。

逆未知との遭遇(『もたらされた文明』星新一)

「悪魔のいる天国」(新潮文庫)収録のショートショート

 

舞台はとある星・ピル星。調査隊を乗せたロケットがついに帰ってきました。予定よりも遅くなった調査隊の帰還を、ピル星の住民たちはを固唾を飲んで見守ります。乗員たちの努力の結果、ロケットは無事に着陸しました。

 

調査隊員は、彼らが見てきた珍しい星について語ります。

 

一番印象に残った星に「地球」という星がありました。「地球」で接した奇妙な風習について語る。

地球人たちは、「カギ」というものを使い、他人が勝手に家に入って勝手に家の物を持ち出していくことを防いでいる、というのである。たしかに自分で頑張って働いたお金で品物を買うよりも、他の人の物をラクである。まさかそんなにうまい方法があったとは。。。

 

先日、アメリカ国防総省が撮影したUFOの映像を公開した、というニュースがありました。その真偽や公表した理由はわかりませんが。

 

SF作品などに登場するUFOの目的といえば、宇宙人が地球の偵察や侵略をするためです。おそらくははるか遠くの宇宙から来ている訳なのだから相当な科学技術を持っているに違いありません。

「人類史における科学の発展は争いとともにあった」とも言われますが、はたして犯罪や戦争などとは無縁のまま選択肢はあったのでしょうか。

 

地球も気づかないところで、どこかの星に大きな影響を与えている可能性もあり得ますね。

世の中知らない方が良いこともたくさんあるとは思いますが、少しだけ真相が気になります。